ことわざ
数多くのことわざがありますが、建築用語が 由来とされている言葉も多くあります。たと えば、「コケラ落とし」という言葉もその一 つです。昔はお寺の屋根は「瓦ぶき」、芝居 小屋は「コケラぶき」(杉やヒノキの薄板) だったそうです。 「コケラ」には他に「木くず」という意味も あり、そのコケラをきれいに払い落として、 初めて新築完成とする習わしがあり、それが 転用されて「コケラ落とし」といえば、劇場 を新築した時の披露興業を意味するようにな ったと言われています。 また、晴れの舞台を「ヒノキ舞台」と言いま すが、これはヒノキで張った大変立派な舞台 で演技する事からきているそうです。 他にもたくさんありますので、またの機会に ご紹介いたします。 工事部 石田 卓也
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