鳶職
よく、高い所などで作業をしている職人さん
などを「鳶(とび)」などと呼びますが、何
故だか解りますか?
鳥のトビの様に高い所で飛び回る所が由来で
は無いようです。実は職人さんが持っている
道具にトビの口ばしに似た道具で「鳶口(と
びぐち)」という物があり、そこから来てい
るという説が有力とのことです。
「鳶口」とは、鉄製の長い棒の先に口ばしの
ように尖らせた物を取り付けた道具で、木を
引き寄せたり、消火作業に使ったりする道具
でした。江戸時代にはそうした人は「鳶の者」
と呼ばれ、火事の時には、延焼を防ぐ為に火
元や風下の家を解体もしたそうです。
昔からとても勇気のある、男らしい職方なの
だと思いました。
工事部 石田卓也
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