新型ロケット「イプシロン」
新型ロケット「イプシロン」が、管制棟のコ
ンピューターの誤判断により打ち上げ中止と
なりました。宇宙航空研究開発機構(JAX
A)は30日、機体の姿勢を示すデータが管
制棟のコンピューターに届くのが0・07秒
遅れたのが原因だと発表しました。
画期的な新機能である機体の自動点検システ
ムが裏目に出た形です。
一連の信号の流れは規定時間内に行われるこ
とが前提になっています。想定外の0・07
秒の遅れが発生し、規定時間内に信号を受け
取れなかったため、姿勢に異常があると判断
したそうです。
発射の19秒前に異常停止とのことですが、
リハーサルでは発射の18秒前まで行ってい
たそうで、今回の問題と同じ現象が発生して
いたのに、見落としていたのだそうです。
再挑戦は今月なるべく早い時期とのことです。
イプシロンは、H-IIAよりもかなりコス
トを抑え、かつ細かいところまで使いやすい
ようによく考えられたロケットと言われてい
ます。今度こそ、成功してほしいですね。
経理総務部 渡辺雅彦
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