ぐんま緑の県民税導入
9月12日付の読売新聞で、群馬県の間伐材
の利用についての記事を見つけました。
群馬県は森林面積が県土の2/3を占める緑
の多い県ですが、これまで間伐材の利用はあ
まり進んでいませんでした。理由は、間伐材
の伐採や運搬、下草狩りなど森林の管理に多
大な費用が掛かるためです。
林業の活性化を目的とし、個人事業主は26
年度分から、法人は26年4月1日以後に終
了する事業年度分から「ぐんま緑の県民税」
の支払いが義務つけられます。個人の課税方
式は県民税に700円を上乗せするとのこ
とです。法人は均等割額の7%が上乗せされ
るようです。
私はこの記事に触れ、会社説明会で社長の小
井土より『県産材を90%以上使用している
家造りをしている企業』、『県内の木材を利用
することにより外国産の木材を使用せず、地
元林業も活性化され、他国の森林破壊もせず
に済むことからWIN-WINの産業体制
が作られる』という話を聞いて、感銘を受け
たことを思い出しました。
今後の税制導入の課題は、平野部に住む方の
理解を得ることだそうです。個人一人ひとり
が森林の多い場所に住む県民としての自覚
と問題意識をもち、今回の税制導入に理解を
深めることが県産業の活性化につながると
感じました。
経理総務部 倉林佳澄
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