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2013年10月26日 (土)

職人の名前

大工や左官などの言葉は日頃何気なく使って

いますが、なぜこの様な呼び方になったのだ

ろう?と思い、調べてみました。

「大工」というのが、職業の呼び名として愛

着を持って呼ばれ親しまれるようになったの

は、江戸時代後期になってからのことです。

大工という語は、「大匠」と書いて「おおたく

み」と呼ばれた官職名でした。

7世紀の資料にあるのを見てもその語源は木

工技術の渡来した、漢の時代にさかのぼるこ

とが出来るようです。

律令の制定により国家の建設業を担当した役

所は、木工寮というところでした。

その役所の担当した技術職の職制は、大工(

おおきたくみ)、少工(すないたくみ・すくなたく

み)、長上工(ちょうじょうこう)、番上工(ばんじ

ょうこう)の4職課に分かれており、行政事務官

の役付は、頭(かしら)、助(すけ)、充(じょう)、

属(さかん)の4等級からなっています。

大工、少工は各一人ずつの担当次官の関係で

あったようです。長官と次官は常に役所にいて

設計などに従事して現場も管理していたようで

す。調べて初めて知り、なるほど。と思いました。

まだまだ知らない事ばかりなので今後も調べて

いきたいと思います。

                  工事部 石田卓也

 

 

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