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2014年8月24日 (日)

箪笥(たんす)

今日は、箪笥(たんす)について調べてみま

した。まず、登場したのは江戸時代の寛文年

間(1661~1673)に大坂で造られたのが最初

と推測されています。しかし、箪笥を持つ事

が出来たのは上流階級の人達だけで、庶民は

竹などで編んだ葛籠(つづら)などの箱に衣

類や家財道具を収納していたようです。当時

の庶民生活は貧しく、箪笥を必要とするほど

服を持っていなかったのと、高価で庶民には

手が届かなかった様です。また、なぜ箪笥の

数は一棹 (さお) 、二棹…と数えるかという

と、長持の下部に車を付けた「車長持」が流

行していて、火事の際、長持ごと曳いて運び

出せるので便利であったが、明暦三年に起っ

た江戸大火の時、皆が一斉に車長持を引き出

したため路地がふさがれて大惨事が起きた。

そのため幕府は、江戸、大坂、京都の三都で

車長持の製造を禁止しました。その後の長持

棹を通して担いで運べるタイプが主流にな

り、その頃から普及し始めた箪笥にも棹を通し

運べる構造(棹通し金具)が取り入れられ、

、二棹…と数えるようになったそうです。

工事部 石田卓也

Staff_img11

Naga1

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