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2018年12月 3日 (月)

釿(ちょうな)

釿(ちょうな)は主に柱や梁など用材の荒削

道具として使う道具です。近年では、木造建

築の減少、洋風建築の普及のため、大型の用

材をふんだんに使うことがなくなり、大工道

具として釿の出番は少なくなってきています。

釿は、独特の湾曲をした柄に、刃が柄と直角に

なるように取り付けられています。

刃の形は、使用する地域によって少しずつ異な

ります。その中で、大工が使用するものは、

主として両刃で、刃先がまっすぐなものと、

内側に湾曲しているものがあります。

刃幅は、三寸から三寸五分位。柄は主として

エンジュでこしらえます。まっすぐな材を藤

づるで縛って曲げ、乾燥させて、独特の曲線

をつくります。

工事部(大工) 津金利空

Staff_tsugane_riku

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