次亜塩素酸水(消毒液)の作り方
消毒では、手や金属を傷めないものが理想です。
「次亜塩素酸ナトリウム」は強アルカリ性のため、
手や金属を傷めます。これに炭酸水をうまく混
ぜると、「次亜塩素酸水」ができます。こちらは
弱酸性のため、手や金属を傷めにくい上、様々
なウィルスに対して、最も有効な消毒効果を持
っています。当社の事務所内は、次亜塩素酸水
を適宜調合して消毒しています。
作り方は、6%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液
(ピューラックス)を3.3ccとり、市販の強炭
酸飲料(ウィルキンソン等)を混ぜて500ccと
します。これが濃度約400ppmの液となり、
これを基準に水で薄めて200ppm、100ppm、
50ppmをそれぞれ作り、対象の場所によって
使い分けしています(紫外線で分解してしまう
ため、各容器はアルミ箔で遮光します)。
ドアノブやスイッチ等を重点に消毒しています。
また、塩水を入れて電源をつなぐと、次亜塩素
酸ナトリウム水溶液ができる機器も買ってみま
した。こちらも用意するのが塩と水だけなので
楽です。塩の量を加減することにより、濃度調
節できますが、実際に使用するには炭酸で中和
するなどした方がよいと思います。容器がスプレ
ーボトルになっていて便利です。3,000円程度
のものですが、注文してから1カ月以上かかり
ました。(自作の電気分解機器も作りましたが、
それは別の機会にご紹介いたします。)
研究開発室 渡辺雅彦
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