原子力の管理は今後......
東日本大震災後、福島第一原発よりも南にあ
る第二原発の方は、炉心溶融や爆発事故は回
避できました。しかし、非常用発電機が津波
で浸水してしまい、1、2、4号機が全ての
交流電源が失われるという事態になりました。
経済産業省原子力安全・保安院は4月20日
で運転開始から30年を迎える福島第二原発
1号機について、東電が提出した今後10年
間の運転管理方針を認める審査書案を専門家
会合で示しました。これによりますと、東電
原子炉の冷温停止を維持する管理を続けるこ
とになります。
ただし、今後原発を再稼働させる場合は、改
めて保安院の評価を受ける必要があるとのこ
とです。地元の福島県は、国や東電に対して
福島第二原発全4基の廃炉を求めています。
原子力安全委員会と原子力安全保安院の限界
が叫ばれている中、政府は原子力規制庁の設
置を4月1日に目指していますが、現状だと
なかなか実現は難しそうです。そうしている
うちに、原発再稼働の話がどんどん出てきそ
うです。
経理総務部 渡辺雅彦
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