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2013年9月29日 (日)

伝統工法と耐震補強

石川県の金沢市内には、昔の趣を保ってい

る長屋が160件ほどあります。主に明治時

代に建てられたものです。中には江戸時代

のものもあるそうですが。

そんな長屋は、昔ながらの伝統工法でつくら

れており、鉄の釘はほとんど使われていない

そうです。通常の地震では、これでも十分な

強度を保てるとのことでしたが、大地震に対

しては強度不足です。そこで耐震補強工事

が求められるわけですが、通常の耐震金具

をこうした長屋にとりつけると、かえって強度

が落ちるそうです。というのも、伝統工法は枠

がゆがむことによって振動を吸収するつくりと

なっているので、これを動かないように固定し

てしまうと、柱が折れてしまうのだそうです。

そこで、こうした伝統工法に対する耐震補強

としては、「面で支える」というのがポイントだ

そうです。具体的には、補強壁を作ったり、面

格子で補強したりすることだそうです。

            経理総務部 渡辺雅彦

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