雪で車が立ち往生した時の対処法
雪で車が立ち往生 北海道の暴風雪で8人が亡くなるという事故 が起きました。群馬県の南部では、ここまで の雪には中々ならないでしょうが、知識とし て、雪で車が立ち往生してしまったときの対 処法を知っておくと、いざという時に役にた つと思います。 そもそも、雪で車が立ち往生する原因として、 「吹きだまり」が挙げられます。これは、風 で吹き飛ばされた雪が建物や車のところに堆 積してできるものです。しんしんと降る雪に 対しては、対処のしようがあるのですが、地 吹雪ではみるみるうちに吹きだまりができて 車が囲まれてしまいます。 地吹雪では、10メートル前も見えないこと が多く、方向感覚を失いやすいそうです。こ のような状況では、極力車内にとどまり、携 帯電話等で救助を待つべきとされています。 しかし、寒さで車のエンジンをかけ、ヒータ ーを使っている場合、車のマフラー(排気管) が雪でふさがれてしまうと、一酸化炭素が発 生し、車内に流れ込み非常に危険です。 一酸化炭素は特にニオイや色もないため、気 が付きにくいのです。一酸化炭素中毒になる と、運動神経が麻痺し、脳が動こうと指令を 出しても、体がいうことをききません。その まま中毒死してしまう危険が大きいのです。 よって、社内で救助を待つ場合、定期的に排 気管まわりの雪を重点に除雪することが大事 です。また、状況によっては、窓を少し開け て換気するのも必要です。 たとえエンジンがかかっていなくても、雪に 埋もれた車内では窒息の危険がありますので、 新鮮な空気を何とかして確保するよう工夫す ることが求められます。 一番いいのは、大雪や吹雪になりそうな時は、 外出しないことですね。 経理総務部 渡辺雅彦
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