PM2.5とタバコの煙
中国の大気汚染問題がニュースでとりあげら
れていますね。PM2.5とは、直径が2.5マイク
ロメートル以下の粒子のことで、これが肺に
入り込むことによる健康被害が懸念されてい
るわけです。
実は、タバコの煙の中にも、PM2.5が含まれて
います。
禁煙推進学術ネットワーク(委員長、藤原久
義・兵庫県立尼崎病院長)によりますと、福
岡市の喫煙可能な喫茶店での測定結果は常に
1立方メートルあたり300マイクログラム
を超え、平均で371マイクログラムでした。
横浜市のあるカフェ内の喫煙席でも200~
700マイクログラムでした。
これは中国の屋外と同様の濃度で、日本の環
境基準である1日平均35マイクログラムを
大きく上回っています。
日本の行政では、中国から風で飛んでくるPM
2.5を各地で測定し、対策を策定している状
況ですが、屋外では今のところ数十マイクロ
グラム程度です。
産業医科大の大和浩教授は「日本では屋外よ
り屋内が問題。解決には全面禁煙しかない」
とのコメントを発表しています。
経理総務部 渡辺雅彦
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