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2013年3月 4日 (月)

のこぎり

大工道具の必需品の一つに「のこぎり(鋸)」

があります。鋸を調べてみたところ、古墳時

代の出土品が、日本における鋸の初見だそう

です。この鋸の刃は金切り鋸の刃のように細

く、長さも10センチ程度で、おそらくは金

属やシカの角など、特定の硬いものの加工用

に用いられていたと考えられています。

材料を切っていくと、材料の切断部分に鋸が

はさまれ、抵抗が増して、切りづらくなって

きます。それを解消するために、鋸の刃が交

互に外側に曲がっています。これを「あさり」

と言います。それにより、鋸の厚み以上の太

さに切ることができ、材料に鋸がはさまれて、

切りづらくなることを防止しています。また、

木屑も外に排出しやすくなり、作業効率が上

がるのです。材料によってあさりの大きさも

変わり、またあさりの無い刃もあります。

とても身近な道具ですが、こんな工夫があっ

たのですね。

           工事部 石田卓也

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