かんなくずとエコ
材木を切ったり削ったりするときに出るのが
木くずですが、その中でもかんなくずは、牛
の飼育ために利用していただいています。
かんなくずは、主に窓枠や敷居・鴨井、見切
りなどの造作材を、かんな盤で削った時に出
るものです。フレコンバックという袋に詰め
て、数袋たまったら畜産農家の方に引き取っ
てもらいます。
かんなくずは、和牛を育てている囲いの地面
に敷き込まれ、牛が排泄した尿や糞と混ざり
合います。また、地面のぬかりをおさえて牛
が歩きやすいようにとか、牛の体の汚れを防
ぐとかいった具合に、牛を育てる環境作りに
とても役立っています。かんなくずの柔らか
さは、牛に優しいのだそうです。
ここでの役目が終わった後も、農作物を育て
る堆肥として利用されるそうです。
かんなくずも、こうして有効活用できるとい
うことですね。
工事部(資材班) 岩渕 敏広
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