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2013年5月 3日 (金)

「几帳面」

「几帳面」という言葉がありますが、この言葉

も建築から来ているそうです。

平安時代など、間仕切りや風除けに用いられた

家具「几帳」に由来し、几帳の柱の表面を削り、

細工を施した面取りを「几帳面」と言います。

几帳とは、寝殿造りの室内調度で、間仕切や目

隠しに使う屏障具(へいしょうぐ)の一つです。

土居(つちい)という台の上に2本の柱を立てて

横に木をわたし、それに夏は生絹(すずし)、冬

は練絹(ねりぎぬ)などの帷子(かたびら)をかけ

たものです。

几帳面の様な細かい装飾は、職人がきちんと正

確に作業をしなければ、美しく仕上がりません。

これが転じて、物事をきちんと行うまじめな人

を、几帳面な人と言うようになったと言われて

います。

             工事部 石田卓也

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