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2014年5月10日 (土)

縁の下の力持ち

今日は「縁の下の力持ち」について調べてみ

ました。由来となった物は「椽(えん)の下

の舞」という踊りだそうで、今でも続いてい

るようです。場所は四天王寺の東端にある

子殿の前庭で、毎年伝統の経供養があり、

「椽の下の舞」が演じられています。

「椽の下」の「椽」は、訓読みで「たるき」。

木造建築で、屋根板を支えて棟から軒に渡

部材「垂木」のこと。つまり椽の下とは、

ぼ軒先に等しく、けっして縁側の下のこと

はないそうです。太子殿の椽の下で行わ

れる経供養は、昭和40年代に入るまで長い

こと完全非公開の秘儀だったようで、人知

重要な儀式、大切な仕事をしていました。

そこから、陰で努力することを「椽の下の舞」

と言うようになり、やがて言葉が東へ伝わる

過程で、「椽」が同音の「縁」に。

また「舞」は、経供養の秘儀を知らない人で

もイメージしやすい「力持ち」に変化していっ

たそうです。やはり調べてみると色々な歴史

ありますね。

工事部石田卓也

Ishida2

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