しのぎを削る
しのぎを削るという言葉がありますが、これ
も建築に関係のある言葉と聞き、調べてみま
した。「しのぎ」とは、もともと両側から同じ
角度で同じ長さを削った刀の背の部分を表す
言葉で、両雄が激しく互角に戦っている様を
例えて「しのぎを削る」と言います。建築の
世界では、棟木を屋根の勾配に合わせて山
型に削る大工言葉となっています。しのぎ状
に削る時、片方を削りすぎると反対側も削っ
て調整しなければなりません。これが転じて
互角に戦う意味が生まれたと考えられてい
るそうです。
工事部 石田卓也
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