「火星の家」日本人建築家が最優秀賞
アメリカのNASAが、2030年代に火星
に建設する宇宙飛行士用の居住施設を設計す
るコンペで、ニューヨーク在住の日本人建築
家、曽野正之さん(45)たちの作品が最優
秀賞に選ばれました。
火星に大量にある氷で巻き貝のような壁を作
り、放射線や外気から人体を守ります。実際
に建設されるには技術審査などに合格する必
要がありますが、夢が広がりますね。
NASAは2035年ごろに計画する有人火
星探査で、宇宙飛行士4人が1年間、火星に
滞在すると想定し、安全で快適に暮らせる施
設(約93平方メートル)を募集しました。
火星にある材料で宇宙飛行士の到着前にでき
ていることが条件で、3Dプリンターとロボ
ットによる遠隔操作で無人で建てられること
などが評価されました。内部は4階建てで、
キッチンやトイレ、寝室などが備わっていま
す。氷壁を採用したことで、昼は外光が差し
こみ、夜は砂漠の一角に明かりがともったよ
うに見えるそうです。「人類が火星に到達し
た記念碑となる文化的で美しい施設を提案し
たかった」とのことです。今後が楽しみです
ね。
研究開発室 渡辺雅彦
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