「ありがとう」という言葉の威力
昨年の10月30日(日)富岡市の生涯学習センターで、表現者たけさんの
「ありがとう講演会」を開催しました。
「たけ」は若くして脳梗塞を発症し、失語症、聴力傷害、右半身麻痺という
傷害を持った人です。
たまたま動く左手で絵を描いてみたら描けたので、ポストカードを描いて路
上販売を始め、人生のどん底から立ち直った人です。
4月の始め、私の誕生日のお祝いにと手書きの色紙と小冊子2冊送られ
てきました。
私は誕生日を教えてないのに知っていてくれたことと直筆の色紙というサ
プライズに感激して早速、額を買い色紙を飾りましたが、小冊子は机の端
に置いたまま読んではいませんでした。(たけさんゴメン)
先日、出張の折電車の中で読んでみようと鞄に入れて出かけました。
この小冊子は、たけさんが路上販売を始めてから、10年目ということで10
周年記念に自費出版した自叙伝でした。
読んでみると内容は講演で聴いたことが70%位でしたが、7ヶ月過ぎただ
けですっかり忘れていたあのときの感動が活字を読むことで改めてよみが
えってきました。
「ありがとう」という言霊(たましいをもったことば)の凄さを改めて認識できた
のと、世の中全体がこの言葉で埋め尽くされるようにしたいと思いました。
by 小井土 靖
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