丸太の切り方
材木は丸太を加工して作るのですが、どの様
に丸太を切るかご存知でしょうか?
家のどの場所に使う材木にするかによって切
り方が異なってきますが、一般的に中心部に
近いところからは芯持ちの柱、桁、梁などの
構造材を取り、その周辺では野地板、垂木な
どの造作材を取ります。丸い木から四角の材
を取るのですから、外側の部分が廃材となっ
てしまいます。通常、原木の60%~70%
が建築材となり、残りの30%~40%は廃
棄またはチップ材として製紙工場などに引き
取られます。極力、廃棄する部分を少なくな
るように、木の形を見極めながら挽いていき
ます。
人の目に触れることになる柱などは、原木を
見て節の位置や数などを確認しながら加工し
ていきます。木を見れば、節の位置や大きさ
が分かると職人は言います。
材は乾燥すると、曲がり・ねじれ・そりが生
じるのですが、一本一本の形を見ながらそれ
も判断しつつ、鋸を入れていくのです。
また、乾燥による収縮も考えて、仕上寸法よ
りも少し大きめに切っていくのです。
切り方にもいろいろ種類がありますので、後
日載せたいと思います。
工事部 石田卓也
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