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2012年11月 3日 (土)

昔のパソコン

わたしが初めて購入したパソコンは、シャー

プの「MZ-80K」です。1978年のことです。

当時のパソコンにはハードディスクもフロッ

ピーもなく、使用前に「カセットテープ」で

OSを読み込ませるものでした。それも20

くらいかかります。よく途中で「データ読み

込みエラー」などという表示がでると、使い

たくても使えない、起動すらできない状況に

涙が出たものです。

このパソコンのメモリ容量は4キロバイト。

ギガでもなくメガでもなく、キロです。簡単

に言いますと、OSとプログラムとデータの合

計が約4,000文字で一杯になってしまいます。

そのため、少ないメモリをいかに効率よく使

うか、ということに頭をフル回転させていま

した。

たとえば、変数ABの値を入れ替えるのに、

通常は別の変数Cを使って、

C=ACAの値を代入)

A=BABの値を代入)

B=CBCの値を代入)

とするのが一般的です。

でも、メモリが貴重な環境では、変数を1つで

も減らしたいのです。

そこで、

A=A+BAA+Bの値を代入)

B=A-BBA-Bの値を代入)

A=A-BAA-Bの値を代入)

とすると、別の変数を用意する必要はなくな

ります。例として、A=3B=2の場合を考えて

みましょう。

A=A+BAには3+2の値5が代入されます)

B=A-BBには5-2の値3が代入されます)

A=A-BAには5-3の値2が代入されます)

これでABの値を入れ替えることができます。

いまどきのパソコンは、メモリ容量が8ギガ

バイト、というのも珍しくはなくなってきま

した。実に200万倍です。変数もふんだんに

使えます。ただ、OSの仕様が複雑になってき

ているので、全体の把握が非常に難しいです。

いつの世も、プログラムをつくるのはそれな

りに大変です。

          経理総務部 渡辺雅彦

Mz80ks

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