物作り大国日本の技術はもはや世界に勝てないのか?
昨夜のニュースで、我が国を代表する電機メーカー6社の中間決算の結果が報道されていました。
各社とも経常利益の大幅下方修正が報告され、特にパナソニック、シャープ、ソニー、の落ち込みが酷く過去最大の赤字を余儀なくされているとのことでした。
これらのメーカーが苦境に立たされている要因は、韓国のサムスングループや中国のハイアールに世界市場でシェアーを奪われてしまったこと、超円高が長引いていることが原因だといわれています。
超円高はやむを得ないとしても、技術面では圧倒的優位に立っていたはずの我が国の代表メーカーが後発のメーカーに、ことごとく世界市場で負けてしまったことは大きなショックです。
先月26、27日2夜連続NHKスペシャルで、このテーマーで特集を放映していましたが、後発メーカーの勝因は、世界各国のユーザーがどんな物やサービスを欲しているのか、徹底したリサーチをし、その国ごとにユーザーニーズに合った仕様の商品造りをし、きめ細かく対応しているということでした。
結論として、肥大化して硬直化した我が国の大手メーカーは、気づかないうち作り手本意となり、ユーザーニーズの把握を疎かにしてしまったことであるといっていました。
今、各社の経営者はそのことに気づき、創業者の創業の思いに立ち返り「原点回帰」を合い言葉に、新たな戦略を立て挑戦が始まっているようです。
物作り大国の復活を予感させる珍しい二重の虹
紛れもなく技術は世界一ですから、細やかにニーズに合った商品開発をすることで、近い将来ジャパンアズNo1が必ず復活すると思いました。
私たちも他人事ではなく、お客様が何を望んでいるのかをしっかりと把握して「きめ細やかな対応の出来る会社」にしなくてはと改めて思いました。
by=小井土 靖
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