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2013年1月15日 (火)

コンクリートの強度

コンクリートの強度は外気温に大きく影響さ

れます。暑ければ暑いほどコンクリートの強

度が出やすく、寒ければ寒いほど強度が出る

のがゆっくりとなります。また、コンクリー

トが固まり始める最初の時期を「初期硬化」

と呼んでいます。ちょうど氷が固まりはじめ、

氷の薄い膜ができはじめる頃とよく似ていま

すが、この時の強さも外気温が低ければ、初

期強度(初期硬化)も弱く、外気温が高ければ

初期強度(初期硬化)の早くなります。

こういう理由から、養生期間(型枠を置いて

おく時間)は、夏は短くても良く、冬は長く

しなければならないのです。

このように、コンクリートは外気温によって

強度の現れ方が大きく異なってくるために、

どの時点の強度を基準にすれば分からないの

で、コンクリート打設後28日目の強度を、

そのコンクリートの強度と位置づけています。

コンクリートの強度は、N/mm2(ニュートン・

パー・平方ミリメートル)という単位で表され

ます。たとえば、30N/mm2とは、わかりやすい

単位に置き換えると、10cm角のコンクリート

で30トンの重さに耐えられる強さに相当しま

す。 住宅で最もよく使われる21N/mm2という

コンクリートは、10cm角の柱に置き換えると、

21トンの重さに耐えられる強さ、と考えるこ

とが出来ます。

           工事部 石田 卓也

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