ちょうばん
ドアと枠を繋いで、開閉の際に起点となって
いる金具を丁番(ちょうばん)と言いますが、
本来は「蝶番」と書き、「ちょうつがい」と読
みます。なぜかというと、その形状をとまっ
ている蝶のカップルに見立てたものだそうです。
古文書の和歌などに「てふつがひ」として出て
くることから、古くから使われた日本語だそう
です。
現在主流になっている「丁番」は、もともと当
て字で「蝶番」が元だそうです。たまに「丁番」
と書いて「ちょうつがい」という説明があるよう
ですが、これは間違いです。
古代より、あまり姿を変えずに今日まで使われて
いる数少ないものの一つと思うと、昔の人の発想
力に驚かされますね。
工事部 石田卓也
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