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2013年11月 9日 (土)

左官

今回は、「左官」について調べました。奈良時代

の律令制度下において、建築仕事を司る木工

寮に属〔さかん〕という役職がありました。

この属の役人が宮中の修理に壁塗りをしてい

たことが現在の左官の語源だと言われていま

す。律令制度が敷かれていた時代の官位の

一つなのです。律令制度には、四等官制度が

敷かれており、トップが『長官かみ』、以下『次

官すけ』、『判官じょう』そして最下位が『佐官

さかん』でした。佐官とは、『官を(佐)たすけ

る』という意味で、当時は各役所によって様々

な字を当てていました。

そのなかで、宮中の修理の時の壁塗り職人を

木工寮(現在の国土交通省のようなもの)の

 『左官』に任じ、出入りを許可したのがその

名の由来です。

つまり、『左官』は立派な官位の名と言うわけ

ですが、これがいつしか職業名に転じ、現在

に至っているそうです。建築業界で働いてい

ても、分らない事が多くあります。これからも

調べて行きたいと思います。

                            工事部 石田卓也

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