瓦
今回は「瓦」について調べてみました。
初めて瓦が登場するのはおよそ2800年前の中国
とされており、日本にはおよそ1420年前の西暦
588年、百済から仏教と共に伝わり、飛鳥寺で初
めて使用されたそうです。平瓦を並べ、そのジョイ
ント上に丸瓦を並べた現在でも使われている本瓦
葺きとほぼ同じです。
飛鳥時代では、瓦葺きの許された建物は寺院のみ
で、現存日本最古の瓦は飛鳥時代の元興寺の極楽
坊本堂と禅室に葺かれている瓦とされています。
単に瓦と言っても、スタイル・用途・焼成法・色・
等級・産地など様々な分類法があり、分類すると
1000を越えるほどの種類があるそうです。
なぜ、「瓦」と呼ばれるようになったかは、定かで
はありませんが、幾つかの説があるようです。
1、サンスクリット語(梵語ぼんご)の「カパラ」
2、甲冑(かっちゅう)の古語である伽和羅「カワラ」
3、亀の甲の古語である「加宇良」(コオラ)
4、屋根の皮(カワ)
5、「カワラケ」(日本に古くからあった土器)
工事部 石田卓也
(日本最古の瓦)
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