三陸鉄道と耐震工法
東日本大震災で被災した三陸鉄道が先日、3
年ぶりに全線で復旧しました。耐震性や津波
対策を強化するため、再架設する3つの橋に
新工法のGRS一体橋梁(補強盛り土一体橋
梁)という方式が採用されています。
GRS一体橋梁とは橋桁、橋台、橋脚を一体
化して支承(ししょう)をなくし、さらに橋
台を背面の補強盛り土と一体化する構造形式
です。橋梁に働く水平力を全て補強盛り土に
負担させ、橋脚は鉛直荷重だけを担うのが特
徴です。耐震性に優れ、橋脚のコスト低減を
見込めます。上下部一体構造なので、津波に
遭っても流失しにくいことが期待できるそう
です。
経理総務部 渡辺雅彦
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