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2015年7月11日 (土)

梅雨時期に大活躍の樋ですが、その歴史

は古く、文献に樋が登場するのは、平安

時代後期に作られた歴史物語「大鏡」の

中の一節「あわいに"ひ"をかけて涼し」

という記述だそうです。この文中の"ひ"

は"樋"を意味し、当時の建築様式であっ

た多棟住宅の谷の部分「あわい」に取り

付けた「受け樋」であろうと考えられて

います。当時の「受け樋」は「懸樋(か

けひ)」ともいわれ、雨水を排水する役

目よりも、むしろ飲料水や生活用水とし

て貴重であった雨水を、屋根から水槽に

導く「上水道」の役割を果たしていたよ

うです。

工事部 石田卓也

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