燃えない鶴
燃えない鶴があるそうです。2003年の「明日
の名工」にも選ばれた、板金職人高山喜晴さ
んの作品です。この方は、平成14年に広島県
の平和記念公園内にある「原爆の子の像」前
に供えられた折り鶴が不審火で焼けてしまっ
た際、燃えてしまった折り鶴の代わりに、と
ささげられた「燃えない千羽鶴」を作成して
いることでも有名です。一枚の銅板を、折っ
て、曲げて、叩いて折り鶴に仕上げています。
先日、テレビでも、日本の大工さんの技術
を他の国の職人さんが見学に来る、という番
組がありました。手先が器用な日本の伝
統技術は、細やかで繊細なものが多いと感じ
ます。このような伝統技術に限らず、昔から
続いてきたものというのは、作り手の想いが
込められています。先人の思いも含めて継
承していくことが大切なのだと感じました。
経理総務部 倉林佳澄
コメント