イプシロンロケット打ち上げ成功
イプシロンロケット1号機が無事に打ち上げら
れ、搭載された人工衛星が軌道に乗りました。
ロケットを打ち上げる際の管制業務は、これま
で大掛かりな設備と100人規模の要員が必要
でしたが、イプシロンはパソコン2台とわずか数
人の管制員で可能となる画期的なものです。
この人工衛星は惑星観測をするためのもので、
「ひさき」と命名されました。
今後は約2カ月をかけて姿勢制御の機能などを
確認し、11月以降に惑星観測を開始するそうで
す。
ひさきは、地球の高度約950~1160キロの
軌道を106分で1周しております。
大きさは縦・横約1メートルで、高さ約4メート
ル、太陽電池パネルを広げた幅は約7メートル。
大気に吸収されやすい「極端紫外線」を観測し、
金星の厚い雲に覆われた大気や木星の強い磁
気圏を調べるとのことです。
JAXAは今回、一辺が1メートルの立方体の標
準機体を開発してひさきに利用しました。今後、
標準機体にさまざまな装置を組み合わせ、セミ
オーダー方式で安く小型衛星を製造するとのこ
とです。
経理総務部 渡辺雅彦
コメント