台所が寝室になる「変形住宅」
イギリスのあるメーカーが開発した、「天井から
ベッドが降りてくる」住宅が話題になっています。
ボタン1つで台所が消滅し、テーブルと椅子が
床に格納されて天井からベッドが降りてくると
いう奇抜なアイデアの住宅です。
スペースに制約のある都市部で部屋の狭さを解消
するのが狙いとのことです。
広さ40平方メートルのワンルームの部屋が、
居間、台所、ダイニングルーム、寝室、オフィス
に切り替わります。床下収納付きで、バスルー
ムは別にあります。
開発したのは、すしチェーンの展開なども行って
いる英国の「ヨー!社」の創業者、サイモン・
ウッドロフ氏です。劇場公演などに使われる舞台
装置の仕組みを利用して、家具を壁や床や天井に
格納する仕組みです。家具を動かす際に住人にぶ
つからないよう、センサーも取り付けてあります。
「小さなワンルームの部屋を、寝室が3~4室あ
る住宅にしたかった。こうしなければ、窮屈な狭
い部屋に分けるしかない」と同氏は話しています。
1戸当たりの価格は15万ポンド(約2750万
円)。積み重ねて集合住宅を構成することもでき
るそうです。
ウッドロフ氏は「香港やニューヨークでは40階
建てにしてもいい。」とコメントしています。
研究開発室 渡辺雅彦
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